21日間完全断食実行中 第3~5日

4月6日から8日 断食3日目~5日目

 4泊5日のはぎの里での山籠もりの中3日間。基本的な生活は、朝7時起床 梅醤油番茶をいただく。

 その後、おがくず風呂と吸い玉療法(ワイングラスを伏せたような器具を背中に貼り付けて、吸引して悪血をとる方法)を1日3回繰り返すという暮らしです。

 三年番茶のほか、道場の指導者北村先生のお手製の特醸酵素(野菜や果物を発酵させた酵素ドリンク)をいただきます。

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 しかし、これが結構甘い。オリゴ糖で野菜や果物のエキスを抽出するので仕方ないとは言え、私は甘いものが苦手なので、これを飲むのがかなり苦痛ではあります。

 さて、何度もここにはお世話になったのですが、今度ほど、眠ってばかりいたのは初めて。昨年ここに来たときは6尺棒を担いで、鹿野山の山頂付近にある九十九谷公園まで出かけて棒を振って稽古していたりしたのですが、今回はとてもとても、無理。おがくず風呂の後はぐったりで、ほぼ眠ってるだけ。こんなに眠っちゃって良いのかと思うくらい、ただただ、眠っている。断食というのは体の悪いところを自分で直そうという自然治癒力がたかまり、そのために、自分の体を寝かせてしまうらしいのですが、まあ本当に我ながらよく寝る。よっぽどどっか、悪いんだろうか。

中三日の最終日には北島先生がご来所になり、お話しを聞くことができました。今回の断食のきっかけとなった、母の闘病をきっかけに、ガンという病気はなぜ起きるのか、ガンに対する日本の医療はこれでいいのだろうか、という、ふつふつとわいていた疑問を質問してみました。

先生のお話は多岐にわたるので、また講を改めるとして、なるほどと思ったのは、「病は人を選んでいる」というお言葉。逆に言えば「選ばれる」体になってはいけないということ。選ばれない為にはどうしたらいいかと言えば、それは「食生活をきちんとする」事に尽きるということでした。ではどのような食生活がいいのか。それは、食物の陰陽をわきまえ、その命をきちんといただく、食養の考え方に基づいた食生活、基本的には玄米と塩、味噌、醤油での質素な暮らしです。

医療で人は治せない、食事が造った病気であるならば、食事で直すしかない、これは本当にそう思います。

亡き母は、現代医学を信じて、医療の措置にかけましたが、それでも北島先生のお作りになった有精卵を使った卵醤(生の有精卵に天然塩で長期醗酵させた醤油を混ぜたモノ)と玄米食を毎日いただくことで、医師が告げた余命を遙かに超えて闘病生活を戦い抜きました。その驚異的な生命力にはやはり、食生活の貢献もあったと思っています。

 ここまでで、体重53.2、体脂肪率24.5というところです。空腹感はほとんどありません。とにかく眠い、、、、。

 

 

21日間完全断食実行中 6日目

4月9日 断食6日目

山を下りる。

山を下りる頃になって、この後、残り15日間も今度は1人で断食を続けていけるのか不安になってきてしまう。

北島先生のご指導によれば、長期断食の時は、途中で多少の流動食くらいはかまわないとのこと。流動食って何でしょうかとおたずねしたところ、「葛湯を溶いたもの」とのこと。なんか、苦手そう、、、。酵素ジュースでいいわ。

断食の後は補食が大切なのですが、特に、長期断食のあとの補食は、ないがしろにすると命にかかわるということ。重湯から初めて、柔らかいおかゆ、ご飯まで、ベストは9日間でゆっくり進んでいくのがいいのですが、最低でも3日は慎重に摂取するモノに気をつけるように指導されました。刺激物、固形物、などはいきなりはだめ。

さて、自宅にもどったら、出かける前につけておいたぬか漬けがすっかり古漬けになってしまっていました。

f:id:tyositiro:20160421123913j:plain細かく刻んで、ショウガの絞り汁と、鰹節で和えて、醤油をかけまわして、「古漬けのショウガあえ」のできあがり。

もちろん、私は断食中なので、食べられません。味見してもちゃんと、ペッと吐き出します。それでも、お料理できるということはかなりなストレス解消です。

21日間完全断食実行中 7日目 家族とどう向き合うか

4月10日 断食7日目

初めての日曜日

断食を施設ではなく家庭で行う人の場合に、一番悩ましいのが、家族とどう向き合うかということではないでしょうか。自分の一人暮らしなら何でもないけれど、家族といれば、特に休みの日などは、夕食の団らんをどうするか、という大きな壁にぶつかることになります。平日は仕事などで、出歩いているから、余り家で食事をする事がない人も、日曜日の夕食の団らんをどうするかということは、悩ましいのではないでしょうか。

朝食については、結構、朝の時間は忙しいので、一人くらい食べない人がいても大勢に影響がないのです。私は、数年前から定期的に断食を繰り返していますが、朝、家族全員の朝食とお弁当を作って送り出していた時期もありました。味見をしても、ペッと吐き出して食べないようにしていました。びっくりされるかもしれませんが、料理はけっこう好きなので、むしろ、ストレス発散になるから、苦には成らなりませんでしたよ。

ただ、毎回、夕食は参ったなあ、、、。我が家の場合、皆酒飲みなので、避けがたい晩酌があるからです。いや、私がつらいんじゃなくて、一緒にいる家族が気まずいだろうということです。私自身は断食中居酒屋に行っても、烏龍茶で何時間でもつきあえますから、ほっといてくれれば別にいいのですが、相手にとったら、一緒に食べてくれないのはきっと寂しいと思うのですよ。ですので、断食をすると、日曜日をどうしようかなあ、というのが毎回悩ましい問題です。仕事とか何か用事をいれてしまって、出かけてしまった方がいいかもしれませんね。

この日はよりによって、お知り合いから筍をもらってしまったので、筍ご飯を作りました。

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でも家族とご一緒はできないので、しばらく番茶でつきあった後は、自分の部屋の片付けをがたがたとしておりました。まあ席を外した方が家族も気が楽なようです。

 体重、体脂肪かわらずです。